原田葵
新たに叶えたい目標が見つかり、新しい道に進む事を決め、大切な場所から旅立つ事を決断した。
新しい目標が見つかったことはファンにとっても凄く喜ばしくて、応援したいと思えることだけど、今はただただ悲しくて、寂しくて心が揺れている。
知識が豊富で頭の回転も早く、バラエティでのコメント力も素晴らしいものを持っていて、グループの外番組のエースとして計り知れないほどの活躍、貢献をしてくれた。
外番組に出演することによって、グループを知らない人にも知って貰える機会にもなるし、好きになってもらえるキッカケにもなる。そういった面では1番と言っていいほど貢献してくれた。
グループの冠番組では、「ビジネス小学生」や「あざとい」「イジられ」といったキャラも定着していた。
積極的に前に出るタイプではないが、振られた時の返しや瞬発力が良く、番組盛り上げ役としても魅せてくれた。
「思ったことがすぐ口に出ちゃう」と言うほど素直な性格で、振りが覚えられなくて「ぴえん」「無理ンゴ」と無意識でも言うほど。
パフォーマンス面では特に「表情」「眼」に惹き込まれる。カッコイイ曲ではキリッとした表情、可愛らしい曲では持ち前の可愛らしさを発動し、切ない曲では最大限にエモい世界観を作り出してくれた。言葉にするのは難いくらいの「表情」の幅だが、個人的に「表情」の面では最強だと感じている。
ダンスもカッコ良く、上手い。靱やかさ、繊細さ、パワフルさも持ち併せている。
初期の頃から妹キャラだが、2期生が入ってくるとお姉さんとしてもしっかりと面倒を見ているようで、特に井上梨名、松田里奈、武元唯衣、関有美子との距離は、見ていてもかなり近いように感じる。
柔らかい空気感を纏っており、口調も柔らかく、接しやすく、渡邉理佐もお仕事の話をするメンバーの1人に挙げており、メンバーからの信頼も厚かった。
真面目な一面を表では中々見せないが、悔しくて泣いている姿や、鏡の前で1人でずっと練習している姿を見たメンバーや、欅坂のドキュメンタリー映画でもそのシーンが描かれていた。
過去の姿を思い返しても、見た目や中身も比べものにならないくらい成長し逞しくなった。
我儘を言うとまだまだ見ていたかったが、原田葵なら何処の世界へ行っても、活躍出来ると信じている。
渡邉理佐
寂しいのはもちろんだけど、何度も何度も考え直してくれた事が凄く嬉しいし、その気持ちを尊重して送り届けたい。
櫻坂46のメンバーとしての残りの時間を、他のメンバーと最後まで楽しく幸せに過ごせる様に願っています。
温かい空気で、いつも周りを和やかな気持ちにしてくれる。2期生が過ごしやすい環境作りをし、分け隔てなく仲良く出来るよう考えて行動してくれていたメンバーの一人。優しく声を掛け、自由に気楽に活動出来るようにいつも周りに気を配っていてくれた。
悩んだ時に理佐に優しく声を掛けてもらい、救われたメンバーも居るだろう。
特に、『BAN』の特典映像である『SAKURA BANASHI』で、森田ひかるに掛けた言葉が印象的だった。
2作連続で表題曲のセンターを務める森田に対し、「ひかるちゃんが思った様にやって、全然、良いから。」「なんも気にしなくていいのよ」など、何度も優しく言葉を掛けた。
その中でも「センターじゃなくなったからってそれが悪いことでは全くないし、全然下がってないからなんも気にせず、ええねんで」と掛けた言葉が強く印象に残っている。
温かい言葉を幾つも掛けてもらい、森田も堪えきれずに涙を流した。
この先、センター曲を与えられなかった時に、思い悩んだり、落ち込んだりするかもしれない事を見越して掛けた言葉だと思うが、ここ以外で掛けてもらった言葉も、今後森田ひかるの心を強く支えてくれるものになるだろう。
https://www.sonymusic.co.jp/artist/sakurazaka46/discography/SRCL-11750
メンバーの未来の可能性を考えて声を掛けたり、優しく微笑み安心感を与えてくれたり、パフォーマンスで魅力したり、笑顔で虜にしたり、優しい声で幸せにしてくれたり(その他諸々)渡邉理佐は聖人だ。
おわりに
メンバーの卒業が発表されると、ファンの色々な願望が見られるが、個人的にそういうのはあまり好きじゃない。それが本人の目に入ったとして、それが叶わなかった時に申し訳ないという気持ちにさせてしまうのではないか、と思うからだ。
でも、願望を言う人たちもメンバーの「最後にこういう姿が見たい」という気持ちも分かる。もう見られなくなるかもしれないメンバーの色々な表情や言動を、想い出として心に残しておきたいからこその願望だと思う。
ひとつだけ願望を言うなら、卒業するまでに「本人がやりたいこと」を可能な限り叶えてあげて欲しい。それが自分にとってもやって欲しいことにもなる。「お前の幸せは俺の幸せだ」的な。